【タイトル】カリスマは誰でもなれる
【著者等】 オリビア・フォックス・カバン (著), 矢羽野 薫 (翻訳)
【読了時間の目安】 2時間~
よく耳にする言葉、なのにその実態はよく解らないって言葉、ありますよね。
「カリスマ」もその1つなんじゃないでしょうか。
カリスマって何なんですかね?
本書『カリスマは誰でもなれる』は、そう思ってたころに読んでみたいなーと思ったまま忘れてた1冊ですw
(出版は、2013/12/10)
なぜ今さら、この「ちょっと古い書籍」を手にしたのか。
理由は、Google のマインドフルネス本「サーチ・インサイド・ユアセルフ」の続編である「たった一呼吸から幸せになるマインドフルネス JOY ON DEMAND」の中で紹介されていたから。
そして、前述の「読みたい」という気持ちを思い出したからです。
読みたかった本、ついにゲット♪ pic.twitter.com/pTvnE3vCPZ
— T.Murakami@事業マネージャー (@SY_SI_Murakami) 2018年3月3日
ということで、別に「カリスマに成りたい!」って思ってる訳ではありま・・・いや、成れるものなら成ってみたいとは思いますがw
カリスマとは何か
ではまず、カリスマとは何だ?というところから。
Wikipediaには、カリスマについて、こう書いてあります。
カリスマとは、預言者・呪術師・英雄などに見られる超自然的・または常人を超える資質のことを指す。もとは、キリスト教用語として、『新約聖書』において、神からの天与の賜物の意味で用いられた言葉である。
引用元:カリスマ – Wikipedia
要するに「何か凄い人」w
テレビや書籍でも「○○のカリスマ」って概ねこんなイメージで使われてますよね。
加えて、大抵の「カリスマになる」系の本って
- 見た目
- 歩き方
- 姿勢
- 声
といった表面的な話が多くて、なんかシックリ来ない感があったりしますよね。
カリスマの3要素
これに対して本書は、カリスマを別の角度から考察しています。
例えば、
- カリスマは訓練次第で誰にでも身につけられる『スキル』である。
- カリスマは一定の「振る舞い」を通じて発揮されるものである(出したり引っ込めたりできるw)。
といった具合。
そして、この「振る舞い」は、次の3つ要素から成るそうです。
- プレゼンス
- パワー
- 誠意
1つずつ見てみましょう。
プレゼンス(存在感)
最初の要素はプレゼンス(存在感)。
プレゼンスは、全ての基礎であり、目の前の相手に意識を集中させることで、相手に存在感を示すことだそうです。
パワー(影響力)
次の要素はパワー(影響力)。
こちらは、周囲に対してどれだけの影響力を持っているか(支配力、資金力、知識と知性、地位、身体的強さ、など)を感じさせることだそうです。
ちなみに、前述の「JOY ON DEMAND」という書籍では「パワーは本物の自信からくるもの」としていました。
誠意
3つ目は誠意(そのままですねw)。
他人に対する善意(親切さ、利他的な気持ち、思いやり、世の中への貢献、など)を感じさせることだそうです。
これだけ読むと、どれも何とかなりそうな気がしますよねw
それで本書を読めばカリスマにはなれるの?
本書では、他にも、
- 心理状態の作り方
- カリスマのスタイル
- 集中力のカリスマ ・・・ プレゼンスと自信
- ビジョンのカリスマ ・・・ 信頼と自信
- 優しさのカリスマ ・・・ 誠意と自信
- 権威のカリスマ ・・・ 地位と自信
- 効果的なボディランゲージ
などを具体的なエクササイズを交えて解説しています。
いずれも、なるほど~と思わせてくれる話であり、エクササイズですが、
それで本書を読めばカリスマにはなれるの?
と言われたら、ぶっちゃけ、
解りません!w
最後に
ただ、カリスマの3要素である、
- プレゼンス
- パワー
- 誠意
の全て、マインドフルネス の エクササイズ で磨くことができるそうです。
僕も Google のマインドフルネス本 を呼んで以来、毎日欠かさずエクササイズをしていますので、もしかしたら、そのうち カリスマ風くらいにはなってるかも知れませんねw
という訳で、カリスマになりたい方、カリスマって何?と思う方は一度手に取ってみてはいかがでしょう。
以上、参考になれば幸いですw
目次
序章
1章:カリスマは神秘ではない
2章:カリスマ的な振る舞いプレゼンス、パワー、誠意
3章:カリスマを邪魔するもの
4章:障害を克服する
5章:カリスマ的な精神状態をつくりだす
6章:カリスマのスタイル
7章:カリスマ的な第一印象
8章:カリスマは聞き上手で話し上手
9章:カリスマ的なボディランゲージ
10章:困難な状況こそカリスマらしく
11章:カリスマのプレゼンテーション
12章:危機的状況とカリスマ
13章:カリスマ的な人生ー困難に立ち向かう
終章