「検索からのアクセスとソーシャルメディアからのアクセス、どっちが良いの?」という議論や「こっちが良い。なぜなら~」なんて記事を目にする事もあるかと思います。
ある程度の熟練ブロガーさんなら、そもそもそんな議論に意味が無い事は百も承知の事と思いますが、僕のフォロワーさんにはブログを始めて間もない方も多いので、今回はその辺りに言及してみようと思います。
(しょ~も無い議論に惑わされて欲しくないので)
という訳で「確かに。そんな議論は意味無いよね~」って方は、この記事はスルーして頂ければと思います。
今回は結論から
今回は珍しく結論からお伝えしておきますと、
「アクセスは、全て大事」
です。
全てはつながっていますので。
そもそもの前提がオカシイ訳で・・・
この議論。概ね、
- 検索エンジンからのアクセス:長期に渡り安定的。
- ソーシャルメディアからのアクセス:短期・一過性。
という前提で繰り広げられる事が多いんですが、そもそも、その前提が既にズレてますw
例えば、こんな質問を考えてみましょうか。
以下の3つのサイト。同じ記事を投稿していったら、最終的にアクセスが伸びるのはどのサイトでしょう?
A.ソーシャルは無視してSEO一本で勝負するサイト
B.SEOは無視してソーシャル一本で勝負するサイト
C.どちらも活用するサイト
応えは当然Cです。
なぜか。
そこを深堀していけば、答えは自明の理です。
今時のアクセスって、もっと密接にリンクしてますから
今時、検索エンジンからのアクセスとソーシャルメディアからのアクセスを分けて考えるのがナンセンス。
というか、普通にサイトを運用する前提なら、ソーシャルメディアでの拡散が無い前提で検索エンジンからのみアクセス流入もあり得なければ、逆に検索エンジンからのアクセスが無い前提でソーシャルメディアからのみアクセス流入する事もあり得ません。
では、一歩譲って「どちらに力点を置くのが良いか」という議論だったとしましょうか。
その場合でも、答えは一つではありません。
例えば、
1.「露出経路」としてソーシャルメディアは無視できない。
SEOシグナルの「訪問者数」や「自然リンク」を集めるという点で言えば、より多くの人の目に触れる事の重要性は言うまでもありません。
そこにソーシャルメディアでの拡散が一役買ってもらうのが最も効率が良い。
2.「QDF」アルゴリズムを活かすべき。
「QDF」アルゴリズムというのは、Googleが搭載している「最新のホットなコンテンツをより上位に持ってくる」というアルゴリズムです。
ソーシャルメディアで拡散すればするほど、より上位に表示されますし、上手く拡散すれば、ビッグワードでもかなりの上位に食い込む事ができます。
(ただし、しばらくすると本来落ち着くべき検索順位に落ち着いていきますが。)
3.集まったリンクやソーシャルシグナルを活かすならSEOは無視できない。
せっかくソーシャルメディアで拡散されたのなら、そこから得られたリンクパワーを活用したいですよね?それを最大限活かすには、内部リンクの調整などのSEOスキルが必要となってきます。
4.以上を踏まえ、記事ごとに施策を変えるのが大事。
全ての記事がソーシャルメディアで拡散される訳ではありませんし、全ての記事が検索結果の上位に表示される訳でもありません。そんな泣かず飛ばずな記事は、スター記事を押し上げるのに使う場合もあります。
などなど。
理由は挙げればキリがないですが、個人的には
「記事公開 → ソーシャルメディアで拡散 → 被リンク・ソーシャルシグナルの獲得 → それに合せて「QFD」による上位表示 → リンク調整やカテゴリー構造の調整で上位キープ」
という流れが理想的だと思っています。
(実際には、なかなか上手くいきませんがw)
要は、二者択一ではありませんし、その記事ごとに置くべき力点も変わってきますってことで。
まとめ
以上をまとめます。
- SEOもソーシャルもどっちも大事、もっと言えばRefferalも全部大事。
- 記事ごとに置くべき力点は変わる。
- しょーもない議論で初心者を惑わさんといて。
といったところですね。
以上、参考になれば幸いです。^^
補足
以上は、ごく一般的なブログでのアクセス流入を前提としています。
なので、状況によっては例外もありますので、その旨ご理解下さいませ。
例えば、アフィリエイトサイトを量産しているというスタンスであれば、SNSに手を時間をかけれないからという理由もあって、検索エンジンからのアクセスが最重要ですし、ブログのテーマによってはソーシャルメディアの活用は無理(大人関係とかw)。というものもありますので。