検索されないコンテンツに膨大な時間と労力をかける意味はあるのか

費用対効果?

コンテンツ作成といえば「費用対効果」取沙汰されることも多いですよね。

でもそれだけじゃ楽しくない。

 

今日はそんな話です。

 

先日、次の記事を公開しました。

検索エンジンとSEOの歴史 ~90年代から現在まで~

SEOに興味がある方なら誰しも1度は、昔の検索エンジンやSEOの歴史、過去のGoogleのアップデートがどんなものだったのか気になったことがありますよね。ところが、全て網羅したコンテンツは、なかなか見つかりません。そこで、Googleの20

www.empowerments.jp

記事制作に2週間もかけた甲斐もあって、お陰さまで、思いのほか多くの方に読んで頂いているんですが。

ただ、検索からのアクセスは見込めませんので、「伝播」の波が終われば、以後この記事はほとんど読まれることは無いでしょう。

検索からのアクセスは期待できない

元々この記事は「検索からのアクセスは期待できない」というのは始めから解っていました。

 

そもそも、キーワードの検索数は以下の通り、月間の総検索数で数十といったところです。

  • 【キーワード「SEO 歴史」の検索数】

キーワード「SEO 歴史」の検索数

  • 【キーワード「検索エンジン 歴史」の検索数】

キーワード「検索エンジン 歴史」の検索数

(※いずれもUbersuggest調べ)

 

しかも、このブログにはSEOや検索エンジンに関するコンテンツは、専門サイトに比べれば圧倒的に少ない。

なので、昨今のGoogleの評価基準を考えれば、検索結果で上位に表示される可能性は限りなく低いでしょうしね。

 

それでもあえて記事にすることにしました。

記事の制作期間は2週間

記事の制作期間は何だかんだで2週間(1日3~4時間)かかっています。

記事にしようと思った、きっかけ

そもそものきっかけは、「Googleが20周年を迎える」というのに気付いたためです。

前述の通りアクセスは無さそうだけど、「時事ネタ」「自分で読み返す資料」になれば良いか。

それくらいの軽い気持ちだったので、当初は「Googleの歴史」というテーマで記事にしようと思い立ちました。

コンテンツの構想

最初に考えた記事の構成はGoogleのアルゴリズムのアップデートを並べたもの。

それこそ、Googleのアルゴリズム・アップデートの歴史については、断片的な記事が沢山ありますので、それらをつなぎ合わせれば簡単に記事にできるのはすぐに解りました。

 

ただ、そんな某キュレーションメディアみたいな記事を作っても意味が無い

それにアップデートを羅列したような記事なら他にいくらでも存在しますしね(歯抜けや途中で止まっていたとしても)。

 

それ以上に、時代背景を踏まえないとGoogleのアップデートを並べても余り意味が無いんじゃないか。

 

ここが始まりでした。

コンテンツを作る意味を考える

もちろん、

  • 時事ネタ
  • 自分の資料

という当初の目的を果たすだけなら、アップデート一覧でも良かったんですが。

 

どうせ作るなら、きちんとした資料にしたい!

 

という思いが強くなってしまいました。

時代背景や他の検索エンジンの動向も踏まえる

最終的に、

  • 時代背景
  • 他の検索エンジンの動向

も踏まえ、包括的かつ網羅的な記事に仕上げることにしました。

どれだけの労力と時間がかかるか想像するだけでゾッとしましたが、後はもう「意地」だけですw

時系列データ集め

そこからは、必要な情報を集める作業が延々と続きます。

 

まずは、時系列データ集めから始めました。

  • Googleのアルゴリズム・アップデート
  • 他の検索エンジン

の時系列情報が必要ですよね。

 

僕がインターネットに初めて触れたのが90年代半ば。そしてSEOを学び始めたのが2003年の初頭。

過去の曖昧な記憶を辿りながら情報をかき集めて行くことになりました。

 

最終的に、

などを遡りながら、それらしいリストを何とか作り上げることができました。

記事の再構成

現在「検索エンジン」と言えばGoogle。

なので、Googleの変遷を中心に据えつつ、検索エンジンの業界が大きく変遷していく「5年周期」に分割して、

  • 時代背景
  • Googleのアルゴリズムのアップデート
  • その時々のSEO対策のトレンド
  • その他の検索エンジンの動向

などを記載する方針で情報を整理しなおし。

 

最終的には『検索エンジンの変遷という大きなトレンドに照らし合わせつつGoogleのアルゴリズムの概略を見せる』という現在の構成に落ち付きました。

情報の正確性の担保

次の、そして最大の問題は「情報の正確性の担保」でした。

 

これまでに集めた情報について、

  • 時系列データに漏れや間違いは無いのか
  • Googleのアルゴリズムの概略は本当に正しいのか

といった課題をクリアしておかないと、ちゃんとした「資料」にはなりませんし、色んな方からのツッコミが入ることも予想できますしね。

 

改めて正しい情報なのか、確認して行く作業。

 

これが想像を絶するハードさでしたねw

Googleのオプションを駆使して、日付を絞り込んで検索した結果を一通り確認しつつ、海外の文献なども読み漁る。

Googleオプション「日付での絞り込み」

これを、

  • 各検索エンジン
  • Googleのアルゴリズム
  • その他のアップデート

ごとに繰り返して行きました。

この作業だけで1週間以上かかっています。

情報の粒度を揃える

一通り情報が集まったら、次は情報の粒度を揃える作業ですね。

時代背景や、その時々のSEO対策のトレンドについては、自分の経験を踏まえつつ文章量を調整。

逆に、その他の検索エンジンの動向、Googleのアルゴリズムについては、せっかく集めた膨大な情報を「なるべく多くの情報を掲載したい」という思いを立ち切りつつ、ストレスなく読んで頂ける量に絞っていきました。

記事のライティング

後は文字に起こしていくだけ。

といっても、項目数だけでも相当な量がありますので、文字にしていくだけでも大変な作業ですよね。

ちなみに、最終的に25,000文字を越えています。
(そして今でも追記、修正を続けています)

 

もちろん、それだけの文字数になれば文章の校正にも時間がかかりますよね。

ちなみに文章の校正だけで、まる半日はかかった計算になります。

これだけの時間と労力をかけた意味はあったのか

こうしてようやく記事が完成しました。

 

問題は「検索されない、アクセスの見込めない記事に、これだけの時間と労力をかけた意味はあったのか」ですよね。

 

長期的なアクセス数や収益性だけを考えればメリットは無いという判断になるでしょう。

正直に言うと、コンサル先のクライアントさんがには決してお勧めはしないと思います。

 

それでも。

そんな反応を頂けた事を考えると僕は意味があったと思います。

 

そして何より、これまで存在しなかった「検索エンジンの歴史全体を網羅的に記した記事」を世に送り出した。

 

それこそが一番の価値なんじゃないでしょうか。
(たとえ自己満足だったとしても)

最後に

以上の通り記事の制作に2週間かけて、アクセスを見込めない記事を作成したことになりますが、読んで下さった方にはご好評いただけました。

また、単なる自己満足かも知れませんが、自分としてもかなり満足感は味わえました。

たまにはそんなマニアックな記事に全力をかけてみるのも良いんじゃないでしょうか。

だって個人ブログだしw

 

以上、参考になれば幸いです。

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