先週からフィリピンのセブ市に来ています。
あ、もちろん仕事(現地の関連会社のスタッフとの半年に1回の定例ミーティングや各所の視察がメイン)でね。
こちらに来る度に新たな刺激や発見を貰って帰る訳ですが、一番のメリットは「日本特有の閉塞感」が和らぐ点。
最近、つくづく異文化交流のメリットについて実感してるところです。
という訳で、今日はその辺りをシェアしたいと思います。
日本特有の閉塞感の原因なんだ?
日本特有の閉塞感の原因については色んなところで言及されてますよね。
例えば、
- 政治問題
- 少子高齢化
- 若者はハングリー精神が無い
などなど。
けど、そんな大きな話をされても、いまいちピンときませんよね。
むしろ、僕たちの大半は今おかれた状況(仕事や人間関係、金銭問題など)の延長線上からでは、
先細る未来
しか見えないからじゃないかなと。
(上司を見てれば将来の自分も見えてしまう的な)
僕らの明るい未来を邪魔するもの
じゃあ、明るい未来が思い描けないのはなんでだろうって考えると、2つの壁がジャマをしてるんじゃないかなと。
狭い社会の常識
一つ目がこれ。
○○の常識(社会人、結婚、お葬式とか)が検索ワードに上がってくるわ、一般常識問題がクイズ番組なるわと、日本ほど「常識」という言葉が好きな民族はいない気がします。
で、答えを知ってれば何となく安心する。知らなければ常識が無いと揶揄される。
要は、
常識という名の画一化
のプレッシャーに曝されてる訳です。
この「常識」、実はたんなる「国や地域、会社や学校、友人、家族」という狭い世界の常識に過ぎないというのに、お互いがお互いに無言のプレッシャーを与えて縛り付けようとする社会だという見方もできますね。
画一化、言い換えれば「多様性を認めない」ということは、
自由を束縛する
ってのと同じこと。
そりゃ閉塞感も感じますよね。
成功パターンの崩壊
もう一つの原因は、
成功パターンの崩壊
従来は、
- 良い大学を出て
- いい会社(大会社)に入り
- それなりの年金を貰って
- 悠々自適な老後を送る
というのが成功パターンでしたね(まぁこれも「狭い世界の常識」に過ぎなかった訳だけど)。
それが今では、
- 良い大学を出るにも学費が・・・。
- そもそも正社員に採用されるのも大変で、いい会社(大会社)に入っても潰れる可能性もあるし、終身雇用が崩壊していつリストラされるかも解らない・・・。
- それなりの年金を貰えるかどうかも怪しい・・・。
- 悠々自適な老後を送るにも、貯蓄できるほどの余裕さえない・・・。
そして替わりの成功パターンさえ見つからないという現実。
(にもかかわらず学校では未だに従来型の成功パターンに沿った教育ですしね)
要は現実を変えようと思っても、
どこを目指せば良いのかさえ見えない
ってこと。
リアルな世界は想像以上に広い
「常識」の名の元に自由を束縛され、どこを目指せば良いのかさえ見えない社会。
今の延長線上に先細る未来しか見えないなら、まずは「常識」から解放されるしかない訳です。
例えば、強烈な異文化に曝されると従来型の成功パターンが崩壊してるなら、
- 良い大学は出なくても
- 誰かに雇用して貰わなくても
- 年金を宛てにしなくても
- 悠々自適な老後を送れる
しかも誰かに与えられたものじゃない、
自分なりの成功パターン
を模索してみれば良いんじゃないかなって事に気づかされます。
え?そんなの無理?
それはまだ常識に捕らわれてる証拠かも知れませんよ。
実際にフィリピンのセブ市でこんな事例を見ました。
セブの屋台村?見学。
屋台は全て現地のスモールビジネスなんだけど、1日の売り上げでコスト回収してる店とかあってなかなか興味深い♪#ノリは日本の学祭と同じ pic.twitter.com/BJe8wAdYLf— T.Murakami@某サロン潜入捜査中 (@SY_SI_Murakami) 2016年6月11日
しかも、上手くいってる屋台では、
- 初期コスト:十数万円
- ランニングコスト:数万円
で月の売上は日本人の平均月収は軽く超えてるそうです。
もちろん、ここまで売上げてる屋台は比率的には50件中2~3件ってとこですが。
それでも半分以上の屋台が利益を出せているのを見ると、コスト的には十分にチャレンジ可能な範囲ですし、勝率も悪くないですよね。
こういうチャンスが世界には有りふれてるという事も異文化に触れてみないと解らない訳です。
※だからセブで屋台をやりましょうって話じゃありませんのでアシカラズw
【追記】:海外→女性遊びはもう古い!
海外に来ているというと「女性遊び」と結びつける方がまだまだいます。
@SY_SI_Murakami
そろそろ女性に触らないキャンペーン終了したでしょ?— 三十路男 (@30sman_blog) 2016年6月15日
が、女性と遊ぶよりも、こういったビジネスの事例などを探し出してオーナーに話を聞き出す方がよっぽど刺激的でワクワクしますよw
まとめ:僕たちはもっと自由でいい
なにも「まだ日本で消耗してるの?w」って煽るつもりもなければ、ビバ!海外!って言うつもりもありません。
ただ、常識や画一化の圧力の中で閉塞感を感じているなら、そしてそこから解放されたければ、プレッシャーを与えてくるそのコミュニティーを外から眺めてみるところから始めてみることをおすすめします。
(ここで言う「外」は海外だけを意味する訳ではない。別の地域、会社、学校、友人(候補)、家庭に少し触れてみましょうという意味)
そうすれば、自分が属する社会やコミュニティーの良い面、悪い面が自然と見えてくるから。
実際は自分が思ってるより案外悪くないかったのねって思えることも多々あります。
逆に外から眺めたらとんでもなかった。。。って場合には、それに気付くこと自体に意味がありますしね。
その時はコミュニティから離脱できるなら離れればいいし、距離をおけるなら距離をおけばいいだけですので。
(本当に離脱できないコミュニティなんて、そうそう存在しないんだから)
何より大事なのは、
世界は広いしチャンスだっていくらでもある
ってことに気付くこと。
それが実感できた時、ふと振り返ると閉塞感が和らいでることに気付くはずです。
せっかくセブに来てるから変わったもの食べたいなぁ~からのワニw#意外と上手いw pic.twitter.com/TpfC3pXDsd
— T.Murakami@某サロン潜入捜査中 (@SY_SI_Murakami) 2016年6月10日
なお、現状に不満が無い場合でも、そういう視野を広げる機会は常に持っておくと良いですよ。
以上、参考になれば幸いです。