無知とは罪である。
無知とは恥である。
一般的にはそういう認識でしょうかね。
僕も若い頃はそういう認識で、知識をガツガツ貯め込もうとしてた時期が有ります。
それが、いつの頃からか「知らないので教えて下さい」って言えるようになって来て、今では色んな方に教えを乞える様になってきてます。
(それだけ、おっさんになったという事かw)
そうなった今、よく感じるのが「無知の強みってあるよなぁ~」ってこと。
今日はその辺りについてシェアしたいと思います。
「無知の意味」を定義しておくと、、、
このまま記事を押し通すと語弊や誤解を生みそうなので、まず先にこの記事で示す「無知」の意味を定義しておきますね。
一般的に「無知」というと、
無知(むち)とは、知識のない事。または知恵のない事。
(無知 – Wikipediaより引用)
ですね。
「知恵のない事」から転じて「愚か」というニュアンスも含まれているかもしれません。
なので、この時期では単純に「知識や経験の無い状態」としておきます。
それでは本題に入ります。
「無知の強み」ってどういう事?
先ほどお伝えしたように無知には「愚か」というニュアンスが含まれているためか、無知である事を隠す傾向にありますよね?
でも、僕は無知である事を隠す必要は無いし、むしろ無知であるなら、それを曝け出しておいた方が良いんじゃないかとさえ思ってます。
ブログやSNSでは特に。
理由は以下の3つ。
無知とは自由である
よく「ブログには誰かの為になる事を書いた方が良い」と言われますよね。
なので、その道に精通した体で書かれた記事の方が圧倒的に多い。
(その上、間違った事を書いてしまってる記事を見かける事も)
でも、プロやその道に精通した人(あるいはそのスタンス)の場合、それなりの信憑性が求められる訳で、ここに間違いを挟む余地は無い訳です。
なので皆さん、時間をかけて記事の裏付けを取ったり、それなりの労力をかけて記事を書き上げているハズ。
でも、無知をさらけ出しておけば「知らないので調べてみました、間違ってたらゴメンね。指摘してね」というポジションに立てます。
実際にやってみると解りますが、この違いは絶大な力を持ってますし、何より、無知というスタンスだからこそ、プロやその道に精通した人には書けない記事もあったりします。
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~ 無知とは自由であり、気楽である ~
無知とは潤滑油である
更に無知をさらけ出す事によって、その道に精通した人に教えを乞う事ができますよね。
そこから関係が生まれたりする事も多いものですが、特に昨今のSNSでは、それがある意味で強力な潤滑油になっていると感じています。
- ありがとうございます!
- 知りませんでした!
- 良い事を教えて頂きました!
と言われて嫌な気がする人は、そう居ませんから。
(ただし、教えを乞うにも筋道がありますのでご注意ください)
~ 無知とは潤滑油である。全力でお礼を言おう ~
無知とは多数派である
世の中からある特定の分野を切り取ってみると無知な人の方が圧倒的に多いという事実があります。
例えば、自分の周りを見渡してみて下さい。
- ブログ
- アフィリエイト
- デジタル一眼レフカメラ
なんでも構いませんので、家族や知人・友人の中で、それをやっている人は何割くらい居ますか?
「何それ?楽しいの?」って方が圧倒的多数だという事が解ると思います。
先ほども書きましたが、これに対して無知をさらけ出す事でプロやその道に精通した人には書けない記事が多数派の側に立った視点で書ける訳です。
~無知とは多数派である。多数派に寄り添った記事を書こう~
無知の強みを活かす際の注意点
ここまで読んで頂くと「無知の強みも悪くないかも」と思って頂けるんじゃないかと思います。
ただ「無知の強み」を活かそうと思ったら注意すべき点がありますので、それもシェアしておきますね。
無知の強みは「諸刃の剣」である
当然ですが、無知を曝け出す事にはメリットとデメリットがあります。
例えば、ブログ初心者がブログ運営方法やアクセスアップ方法を語ったところで、それを読みたいと思いませんよね。
なので、
- 無知である領域と精通した領域の切り分ける事
- その領域に合わせたアプローチが重要(「ブログ初心者がアクセスアップ方法を調べてみた」ならOK)
という事です。
また、無知な領域について「知らない」と言える事で、知っている領域に対する信憑性が増すという事もありますかね。
無知でOKな領域とNGな領域がある
こちらも当たり前ですが、無知でOKな領域とNGな領域ってのがあります。
例えば、ザックリ言うと、
- 趣味や技術的な事などは無知でも全く問題ない。
- いわゆる常識的な事や社会通念(モラルなど)はNGな領域。
といった感じですね。
ただし「あえて常識や社会通念を理解した上で、反論記事を書く」という場合もありますが、かなり上手くやらないと「釣り師」とか「炎上商法」という扱いで終わってしまいますのでご注意ください。
無知を言い訳に使わない
これも当然ですが、間違いを指摘されてから「知りませんでした」はNGです。
「無知の強み」を活かすなら「知らない」という事を先に前面に出しておく必要があります。
それだけ自分から動く事、意欲的に動く事が大事という事ですね。
いつまでも無知のままで居てはならない
教えて頂いた事は身に付けていく。これも大事です。
- あれ?これって前にも伝えたよな~?
- こいつ全然成長しとらんなぁ
って思われるとアドバイスも頂けなくなりますし、読者も離れて行ってしまいます。
「この人、着実に成長していってる!」と思うからこそ、アドバイスし甲斐もあるし、記事を読んでいても楽しいものですから。
最後に
とまぁ、あれこれと小難しく書いてきましたが、一番言いたいのは冒頭の「無知の強みってあるよなぁ~」ってことだけだったりしますw
スタンスというか視点をちょっと変えれば、肩肘はらず自然体で居られたり、知らない分野、初めての分野でも読まれる記事を書くことだってできますしね。
以上、参考になれば幸いです。