ブログやメディア運営をしているなら、アクセス解析は設置していますよね?
では、そもそも何でアクセスを解析するんでしょう?
GoogleウェブマスターツールやGoogleアナリティクスといったアクセス解析の記事を書くようになって、色々な方から反応を頂いています。
そこで解ったのが「アクセス解析はアクセスの増減を見ているだけ」って方が意外に多いという事実。
あぁ、これは勿体ないなぁ。。。と感じました。
という訳で、今日は「そもそも何でアクセス解析するの?」というお話です。
アクセス解析はPDCAのためにある
結論から言えば、記事タイトルの通り。アクセス解析はPDCAのためにあるんです。
PDCAサイクルとは
PDCAって何?という方のためにザックリと説明すると、
- Plan(プラン):計画
- Do(ドゥ):実行
- Check(チェック):評価
- Action(アクション):改善
の頭文字を取って「PDCA」。
P→D→C→Aの順に進んで、また次のPに進むというサイクルになっていて、このサイクルを回しながら継続的に改善していくことが大切だと言われています。
要は「計画→改善を継続せよ!」という意味です。
メディア運営もPDCAありき
当然、このPDCAサイクルはブログなどのメディア運営にも当てはまります。
例えば、自分のメディアを「特定のキーワードで検索エンジンで上位表示したい」としましょう。
- 計画(P)のフェーズで、顧客ニーズ調査、自サイトの現状把握、競合分析、を経て、目標順位と行動計画(記事の追加やカテゴリー構造、リンク構造の見直し等のSEO施策)まで落とし込む。
- 実行(D)のフェーズで行動計画を実行に移す。
- 検証(C)のフェーズで実行結果を評価・検証する。
- 改善(A)のフェーズで検証結果を元に、プロセスの改善する。
といった流れになります。
アクセス解析は計画と評価に活用する
以上の様にPDCAサイクルを回すに当たっては、アクセス解析が重要な役割を果たします。
例えば、
- プランニング(計画)のフェーズでは、自サイトの現状把握。
- 評価・検証フェーズでは実行結果がアクセス流入にどう変化を与えたか。更に踏み込んで、思わぬマイナスの影響が出てないか。
といった点をキーワード単体、記事単体、カテゴリー全体、サイト全体など粒度を変えて見て行きます。
Googleアナリティクスが評価されているのは、個人的に
- 様々な粒度での検証が簡単に出来る
- 解析の精度が高い
の2点だと思っています。
特に、現状把握や評価・検証に、より精度の高い情報が得られれば、より精度の高い判断が可能となりますよね。
事例
それでは、いくつか事例を見てみましょう。
検索キーワードからニーズを調べる
最初の事例は「検索キーワードからニーズを調べて次のコンテンツ作成に活かす」という場合です。
EC、Webサービス、ブログ、Webサイトを問わず、ニーズにマッチしたコンテンツを整備していくのが基本となりますが、この場合、アクセス流入のあった検索キーワードからニーズを判断して、コンテンツのネタを考えていく流れになります。
(ブログ運営論などでは「アクセス解析から記事ネタを拾う」と表現されるものですねw)
ただ、Googleアナリティクスだけでは足りない事も多々あり、Googleウェブマスターツールのクエリも合せて見た方が良いと思っています。
この辺りは過去記事で解説していますので、そちらを参照して下さい。
参照:Google アナリティクスに決定的に欠けているもの。知ってる? | ブログのちから
Twitterからのアクセスを増やしたい
次は「Twitterアカウントを運営しているが、Twitterでの反応を上げてアクセス流入を増やしたい」という場合を見てみましょう。
Twitterでの反応を上げるには
- 記事の更新ツイートを見て貰う
- リツイートなどのシェアツイートをして貰う
- 拡散力のあるフォロワーと定期的に交流し、シェアしてもらう頻度を上げる
という3つのアプローチが基本となります。
記事への誘導やシェアにつながる効果的なツイートについては、画像付きが良いのか、Twitterカード付きが良いのか、ツイートの文面に装飾を入れるのが良いのか、感情を入れた方が良いのかなどを一つづつ試して解析していくしかありません。
といってもツイッターの場合は誰でも使えるTwitterアナリティクスがありますので、ここを解析していけば解ってきます。
なお、Twitterアナリティクスの活用方法については過去記事で解説していますので、そちらを参照して下さい。
参考:Twitterアナリティクスのブロガー向け活用法が解ってきたのでまとめてみた。 | ブログのちから
まとめ
以上をまとめます。
- アクセス解析をアクセスの増減だけ見るのに使うのは勿体ない
- アクセス解析はPDCAのためにある
- 特に「計画」と「評価」のフェーズで活用する事になる
といったところです。
以上、参考になれば幸いです。^^