唐突ですが、人前でプレゼンテーションをした事がありますか?
僕は、大学生時代、大学院生時代にはゼミ内の研究発表や学会発表など、社会人になってからは社内での企画発表や、取引先へのプレゼンなどなど、プレゼンをする機会に恵まれていたのかなと思います。
その分、色々な失敗談も多いんですが。
今日は少し視点を変えて「ブログとプレゼン」についてシェアしたいと思います。
ブログとプレゼンテーション
なぜ、このテーマを書くことにしたのか。
僕自身、これまでブログは友人や知人に語るおしゃべりの様なイメージを持っていましたが、
- ブログは画像、音声、動画といった様々なメディアを活かして情報を伝える事ができる。
- ブログの記事には起承転結があり、一つのストーリーとして伝える必要がある。
- 1人の人に語りかけているような口調で、論旨は1人でも多くの人に伝える必要がある。
といった点から、ブログとは、おしゃべり型ではなく、実はプレゼンテーションに酷似しているのでは無いかという事に気付いたからです。
ストーリーのちから
ブログはプレゼンに似ている。
この仮説が正しいとすれば、プレゼンの手法からブログの書き方を学ぶ事もできますよね。
という訳で最近「TED 驚異のプレゼン」という本を読んでいます。
(あれこれ違う本に気を取られたりして遅々として進んでないのですがw)
今日は、その中から気になったトピックスをピックアップしてみたいと思います。
それが「ストーリーテリングが人を説得する究極の武器である」という内容。
感情に訴える「本物のストーリー」を語る個人やブランドは、ライバルとは比較にならないほど顧客と深い絆を結ぶのだと有ります。
本書では、ストーリーは人間の脳を刺激し、夢中にさせる事が明らかになっていると言います。
その結果、スピーカーが聴衆と心を通わせられたり、自らの主張を伝えられたりする。そしてそれは強く印象に残ると。
このように人に何かを伝え、印象に残るためにストーリーの力が重要な役割を果たしているのだと言います。
3つのストーリー
それでは、僕達はどんなストーリーを語れば、人を惹きつける事ができるのでしょうか。
個人的なストーリー
本書の中で最初に提示されるのは「個人的なストーリー」です。
自分自身のストーリーは、自分の言葉で生々しく鮮明に語る事ができますし、その熱量を文章に乗せやすいため、より人を惹きつける事ができるのではないでしょうか。
その反面、デメリットもあります。
ブログの場合、匿名で書いていて自分の身元を明かしたくないという場合もありますよね?この時、個人的なストーリーを書くと身元がバレる可能性もありますからね。
そんな時はもう二つのストーリーを使いましょう。
第三者のストーリー
次に提示されているのが「第三者のストーリー」です。
聴衆(あるいは読者)が共感できる第三者のストーリーにも個人のストーリーと同様の力があるとあります。
そもそも「共感できる」という部分が非常に難しいのですが。
人は他者の喜怒哀楽や苦悩、悲しみといった感情の動きに共感すると言う事ですので、そういった話に触れた時は積極的に語ってみると良いかもしれません。
(ただし、相手の個人的な内容に触れる場合には許可を取る必要があるかもしれません)
ブランドのストーリー
最後がブランドのストーリーです。
ブログでいえば、ブログそのもののストーリーと言い換えられるかもしれませんね。
例えば、
- ブログを始める切っ掛け
- アメブロやFC2などの無料ブログやWordpressなど、その環境を選んだ理由
- ドメイン名の由来
- ブログの書き方
- ブログがたどった、これまでの軌跡
などなど。
ブログそのものについても色々と語れるストーリーがありますよね。
といってもブログは自分自身の日常や考え方を切り取ったものですから、大抵の場合は個人のストーリーと重なると思いますが。
まとめ
以上をまとめます。
- ブログとプレゼンは似ている(勝手な仮説だけど)
- ストーリーは脳を刺激し、夢中にさせる。
- 人を惹きつけるストーリーは3つある。
といったところです。
あ、そうそう。
僕は自分の経験からプレゼンに行きつきましたが、この類似性を何に見出すかは、その人の過去の経験によって異なると思います。
例えば、
- 多くの人の目に触れる書き物(エッセイや社説など)の経験がある人であれば、社説に
- コンサートやライブを開催した経験がある人であれば、ライブのMCに
- 学校や塾で教壇に立った事があれば、授業に
といった感じですかね。
過去の経験と今の活動の類似性を見出すというのは何事においても基本といえます(それだけで一気にレベルを上げる事ができますので)。
ブログについても、ご自身の経験に照らし合わせてみる事をおススメします。
以上、参考になれば幸いです。^^