【タイトル】 図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室
【著者等】 —ケリー・マクゴニガル(監修)大和出版—
【読了時間の目安】 30分~1時間
先日、ふらっと立ち寄ったコンビニで本書を発見。
タイトルからも解る通り、原書はベストセラーにもなった『スタンフォードの自分を変える教室』ですね。
僕自身、原著でもある『スタンフォードの自分を変える教室』を読んで、はや数カ月が経ちますが、あの時は「なるほど~」と思ったものの、それで何かを変えるには至って無いのを思い出しました。
そこで、個人的に「図解」や「1週間で解る」系に弱いのも相まって、再び手にとってみたという訳です。
何かを始めてみたものの挫折した人に
本書は、元になった『スタンフォードの自分を変える教室』と同様、何かを達成するための「Will power」(意志力)と自制心の鍛え方を中心に、内容を図解方式で解りやすくまとめてあります。
例えば、
- 禁煙をしたい
- 体重を減らしたい
- 無駄遣いをやめたい
- 先延ばしをやめたい
などなど、僕たちは何かを達成するために目標を立て、目標達成に向けて色々と努力します。
ですが、多くの場合、長続きしないのが現状ですよね。
様々な誘惑に負けてしまい、途中であきらめ、あるいは投げ出してしまうのが主な原因です。
これに対し、本書は「多くの悪い習慣を捨てて、新たな習慣を身につけるために、自分が失敗するパターンを見つめ、意志力と自制心の鍛え、目標をクリアしましょう」という内容となっています。
3つの意志力を活用しよう
ポイントは、意志力を「やる力」「やらない力」「望む力」の3つに分類し、
それぞれの力を引き出す方法を図解で解説している点です。
その3つの意志力とは、
- 「やる力」・・・やりたくないけど、やらなきゃいけない時
- 「やらない力」・・・やってはいけない、けどやめられない時
- 「望む力」・・・長期的に達成したい目標を明確に望む時
です。
それぞれの場面で、どの意志力をどう引き出すのか。
それぞれの意志力を、どう鍛えればいいのか。
それらが、図解される事で、スッと頭に入ってきます。
要は『スタンフォードの自分を変える教室』の要約と捉えれば良いでしょう。
まとめと感想
以上をまとめます。
- 本書は「多くの悪い習慣を捨てて、新たな習慣を身につけるために、自分が失敗するパターンを見つめ、意志力と自制心の鍛え、目標をクリアしましょう」という内容。
- 3つの意志力とは、「やる力」「やらない力」「望む力」
- 図解だとスッと頭に入ってきます。
といったところです。
元になった本を読んでいない方はもちろん、読んだ方でも実践に至っていない場合には、図解版のほうがサラッと復習できてイメージもしやすいので、おススメです。
目次
Introduction 意志力を鍛えて目標を達成する
第1章 「やる力」「やらない力」「望む力」を活用する
第2章 意志力の働き方を理解する
第3章 自制心を鍛える
第4章 よいことをすれば悪いことをしたくなる
第5章 欲望を意志力の源にする
第6章 「どうにでもなれ」が挫折につながる
第7章 「将来の自分」を思い描く
第8章 意志力は感染する
第9章 欲求の波を乗り越える
第10章 自分自身をじっと見つめる