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【書評】情報サイトでオーソリティーを目指そう!: 10年先も生き残る安定志向のサイト構築論

情報サイトでオーソリティーを目指そう!: 10年先も生き残る安定志向のサイト構築論

【タイトル】情報サイトでオーソリティーを目指そう!: 10年先も生き残る安定志向のサイト構築論
【著者等】 a-ki
【読了時間の目安】 30分~1時間


ブログを始めた頃は、記事を書けば書くほど、少しづつではあるけどアクセスが伸びて行くのが楽しかった。それが最近では書いても書いてもアクセスは伸びない頭打ち状態。

「もっとたくさん書けば良いのか。。。」
「もっと長文の方が良いのか。。。」

ネットで調べた方法を試してみてはいるものの思うように結果が出てくれない。

それどころか、むしろアクセスが減って行ってる様にすら感じる。。。

 

こんな状態におちいってませんか?

 

僕にブログ運営の相談をされる方の中にも、同じような状態で悩んでる人が結構な比率でいたりしますが、本書はそんな悩みを抱えた方におススメしたい一冊です。

本書の内容をより深く理解するには、本書と併せて、

  • 著者のa-kiさんが共著で出版された書籍
  • 本書のフォローアップサイト

を読んでみるのがお勧めです。
参考【書評】Google AdSense マネタイズの教科書[完全版] | ブログのちから
参考情報サイトでオーソリティーを目指そう! | 10年先も生き残る安定志向のサイト構築論

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オーソリティサイトとは

まず、オーソリティサイトについてですが、本書では以下の様に定義されています。

  • 「○○といえばこのサイト」と言われるような誰もが認めるサイト
  • 特定のジャンルで知名度がありユーザーの信頼が厚いサイト

 

本書の著者である a-ki さんは、そんなオーソリティサイトを17年も運営されていて、年に数回の更新でも月間50万PVあるそうです。
(そんなブログが運営できたら良いですよねw)

 

「10年先も生き残る」サイトを作るために必要なこと

そんな a-ki さんが、いわゆる「ブログ運営論」とは一味違った視点から、安定的な(そして読まれる)サイトを作るために重要な要素をギュッと凝縮したのが本書。

 

ポイントをいくつか見ていきましょう。

コンテンツには寿命がある

まず重要な視点が「コンテンツの寿命」の問題。

このブログでも何度か触れていますが、コンテンツには寿命というものがあります。

例えば、

  • ニュースは新しいニュースに埋もれたら終わり(数日~数週間)
  • 書籍の書評はキャンペーンが終わったタイミング(新刊から外れるなど)
  • ガジェットのレビューは後継の新製品が出たタイミング

などで、それぞれ寿命(読まれなくなる時期)を迎えますよね。

このように大抵のコンテンツには寿命があるんですが、本書では「情報」という観点から半永久的に読まれるコンテンツを作る視点を提示してくれてます。

「情報の見せ方、表現方法」は1つではない

また、先ほどの「コンテンツの寿命」とも深く関わってきますが、次に重要な視点が「情報の見せ方、表現方法」。

ブログをやっていると、どうしてもコンテンツのネタは、

  • 近況報告(こんなことがあった)
  • 体験記(行ってきた、やってみた)
  • オピニオン(こう思う)

などが多くなると思います。
(ブログ「=Webログ」なので当然といえば当然ですけどねw)

問題なのはこれらのコンテンツ多くが1度読めば終わりということ。

何度も読み返されるものではありませんので、安定的にサイトを運営するには余り適していません。

本書では、同じネタから作ったコンテンツであっても何度も読まれるコンテンツにするための「見せ方」や「表現方法」の工夫について言及されています。

 

サイトの構成

ブログ最大の問題がこれ。

ブログの特性上、最新の記事から並べぶ構造なので、どうしても過去記事が埋もれてしまいがち。

と書くと、

「検索結果で上位表示されれば、検索エンジンから継続的にアクセスがあるよ?」

という意見が出そうなので、もう少し突っ込んだ話をしますね。

 

例えば、このブログでは「アクセス解析の方法や使い方」についていくつか記事を書いています。

もちろん、あるページは検索エンジンから定期的なアクセスがありますが、他の上位表示できてない記事はというと、アクセスを稼いでいる記事の「関連記事」部分に表示はされたりするものの、そこから閲覧される回数は微々たるものです。

本書では、この「ブログの特性から来る問題」についても「サイト構成」の観点から解決策を示唆してくれています。

訪問者から見た用途

最後はこれですね。

ブログの記事というと「読み物」として構成してしまいがちです。

前述の「見せ方/表現方法」とも関連しますが、訪問者からすれば「読み物」は1度読めばそれで終わりですよね。

そこに「情報サイト」という観点を加えることで、訪問者に対して別の用途を加えることができます。

本書ではこの課題に対する対処法も示唆されていて、1人の訪問者が必要に応じて何度も再訪問してくれる可能性を高める工夫に気付くことができるようになりますよ。

 

最後に

以上のように、本書では様々な視点から、

とにかく記事を増やしていくというブログ運営では、なかなか突破できない壁

を突き破るためのヒントについて、1つ1つ端的にまとめて解説してくれています。

また、ここに挙げた以外にも

  • 情報の信頼性(一次情報、二次情報)
  • 取り扱う情報の範囲(テーマとニッチ)

から、ランチェスター戦略(弱者が取るべき戦略)まで多岐に渡ってヒントを提示してくれていますので、読み返すたびに何かしらのヒントを得ることが出来ると思います。

特に、

  • ブログしか経験したことが無い
  • ある程度の期間、ブログを運営しているけど最近伸び悩んでいる

という方は1読しておくことをおススメします。

※価格も手頃ですし、Kindle オーナーライブラリ、Kindle Unlimitedの対象になってるのでPrime会員やUnlimited会員にはさらに手に取りやすくなってるのもポイント高いですね。

かなりコスパの良い投資になると思いますよw

 

以上、参考になれば幸いです。

footstamp

目次

はじめに

  • ブロガーの憂鬱
  • 本書の想定読者
  • 本書での用語や分類法について

【第1章】オーソリティーサイトとは

1-1 オーソリティーが意味するもの
1-2 サイトがオーソリティー化するとどうなる?
1-3 ブログでオーソリティー化はできないのか?

【第2章】情報サイト構築の流れ

2-1 情報サイトとは
2-2 テーマ設定
2-3 情報収集~一次情報と二次情報
2-4 情報の仕分け~フロー情報とストック情報
2-5 アウトプット~適切な表現形態へ

【第3章】コンテンツ表現の3形態

3-1 表現形態を最適化する
3-2 ブログ型コンテンツ
3-3 完結型コンテンツ
3-4 ツール型コンテンツ
3-5 3つの形態を組み合わせる

【第4章】ミニサイトからはじめてみよう

4-1 ミニサイトとは
4-2 ミニサイトが上手くできない原因
4-3 トップページが重要
4-4 ブログからのスピンアウト
4-5 ミニサイトから本格的な情報サイトへ

【第5章】情報サイトの競合対策

5-1 ランチェスター戦略を応用する
5-2 弱者の戦略
5-3 強者の戦略
5-4 [事例]a-ki’s factory ブルースとアコギと初心者のためのギター講座

まとめとあとがき

  • まとめ
  • あとがき~長く愛されるオーソリティーサイトを目指そう
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