
(本画像は、みつやまさんから利用許諾を得ています)
[帯の仕立て屋 ㈱みつやま」さんのコンサルに入って2年ちょっと。
ようやく1つの目標だった100万PV超えを達成して頂きましたが、「ついにここまで来たか」と思うと感慨深いものがありますね。
ちなみにタイトルはキャッチーなので100万PVとしていますが、正確には、
126万PV
ですw
(まぁ企業の公式ブログなのでPVだけ増やしても大して意味ないんですけど、そこはまぁ…w)
また、
- コンテンツのジャンル
- 更新頻度
供に極限まで絞られた中小企業の公式ブログでも、これだけの実績を出す体験できたのは、僕にとっても物凄い財産になりました。
という訳で、今日は実績報告に加えて、どんな状況でどんな手法を使ったのか、その辺りのヒントにも触れてみたいと思います。
コンサルのビフォーアフター
まずは実績数字から見てみましょう。
- コンサル期間:約2年3ヵ月
- 期間中の更新記事数:54記事
- PV推移:約7万PV → 約126万PV(約18倍)
ご覧いただければお分かりの通り、更新頻度は月平均2記事(2~3週間に1回更新)です。
ちなみに前年同月からの1年間で見ると更新記事数は14記事ですので、
- 更新頻度:月平均1.16記事
- PV推移:約53万PV → 126万PV(約2.3倍)
という結果となりました。
改めて結果を見ると物凄い超効率的な運営ですよねw
ブログの成功法則は1つじゃない
では、実際にみつやまさんでどんな手法を使ったのかを、いわゆる「ブログの成功手法」も交えて振り返ってみたいと思います。
ちなみに最近はブログを成功させる手法も、ある程度固まって来た感がありますよね。
プロブロガー型メソッド
例えば、今の主流となっている手法に「プロブロガー型メソッド(と勝手に呼んでますがw)」があります。
- 圧倒的な更新頻度
- コンテンツやタイトルの煽り
- 旬のネタ
- SNSを最大限に活用
などをテコにして、時にバズったりしつつ一気にアクセスを稼ぎ上げる手法で、いわゆる「プロブロガー」と呼ばれている(あるいは、自称しているw)方々が良く使ってますね。
他にも僕が知ってる限りでは、ブロガー畑からコンサルを始めた人のアドバイスも基本的にはこの方法論に沿ってるように見えます。
もちろん、これはこれで実績を出してるブログも多いので方法論としては間違いじゃないですけどね。
みつやまさんに実践して頂いた手法は「プロブロガーメソッド」ではありません。
網羅型メソッド
他の方法論としては「網羅型メソッド」もありますね。
(昨今問題になったWelqや他のキュレーションメディア、まとめ系サイトでやってる手法をイメージしてもらうと解りやすいですかね)
こちらは、
- 莫大な資本力
- 大量のコンテンツ
- 圧倒的な更新頻度
をテコにして、キーワードを網羅的にカバーしていく手法です。
その多くは、
- 情報の信頼性の欠如
- 著作権侵害
といったモラルに欠けた運営が問題視され、社会問題にも発展する形で崩壊していきましたけどもw
仮にそれらの問題がクリアできるという前提であれば、手法としては基本的に間違って無いと思います。
(売上とコストの兼ね合いは置いといてw)
ちなみに、みつやまさんに実践して頂いた手法は「網羅型メソッド」でもありません。
別のメソッドも存在する
今回、みつやまさんに実践して頂いたのは、前述の2つの手法とは異なる、
第三のメソッド!
と言いたいところですが、実はブログ以前のサイト運営手法に原点回帰したイメージに近いので、特にオリジナルな手法ではありませんw
実は同じような方法論で成果を上げている方も結構いますしね。ただ、ほとんど表に出ないから気付かないだけでw
(特にブロガー界隈だけを見ているとまず気付かないと思います)
ちなみに、この手法は前述の2つの手法の様に一気にメディアを成長させられる訳じゃありませんが、反面、安定性が抜群に良いというメリットもあります。
なぜ原点回帰メソッドを選択したのか
もちろんメディアを一気に成長させられるなら、それに越した事はありません。
ではなぜ、今回は別の手法を取ったのかというと、みつやまさんの事情、
- 専任のWeb担当者が確保できない
- 更新頻度もなかなか上げれない
- 扱うコンテンツのネタにも制限がある
- 企業のオフィシャルブログの位置づけなので煽りにも向かない
などなどの諸条件を加味した上で手法を最適化した結果というのが正直なところです。
イメージとしては、「プロブロガーメソッド」や「網羅型メソッド」が「マシンガンで弾(記事)をバラまいて、どれかがヒットすればOK」という方法論なのに対し、今回の手法は、
スナイパーの様に一発必中で確実に当てていく
というイメージですね。
まぁ、みつやまさんの放つ弾(記事)が大砲なみの威力を持ってるお陰なのは言うまでもありませんがw
逆に言えば、
- どんな記事かヒットするか
- どうすれば検索で上位表示できるか
を見極めるスキルがあれば、
雑多なテクニックは全て捨てて、本質の部分だけに集中する
だけでも十分に通用するという事ですね。
本質から外れたブログ運営論は無視して良い
もっと言えば、Web上に溢れている本質ではないテクニックは、ほぼ無視して良いという事です。
例えば、
- 長文が~
- 文字数が~
- タイトルの煽りが~
- 更新頻度が~
- デザインが~
とかね。
ハッキリ言って、そんなものはカレーの福神漬みたいなもの。
そりゃ確かに、あった方が良いのかも知れないけど、そんなモンを気にする前に「本当に旨いカレー」を作ることに集中した方が良いって事ですw
最後に
という訳で、全体的にちょいちょいヒントを散りばめてみましたが、いかがだったでしょう?
- ん?良く解らない!
- もう少しヒントが欲しい!
という場合は、過去のコンサル実績記事や、先日書かせて頂いた書評を何度も読み返して見て下さい。
きっと「ははぁ~んw」となる部分が有ると思います。
参考:【書評】情報サイトでオーソリティーを目指そう!: 10年先も生き残る安定志向のサイト構築論 | ブログのちから
あとは普通にマーケティングに則したアプローチを取っただけですのでw
最後に。
雑多な情報が氾濫している「このご時世」に、僕を信じてここまでお付き合い頂いたみつやまさんには心より感謝致します。