先日、懇意にさせて頂いているブロガーさんから、以下のお題を頂きました。
@SY_SI_Murakami そうなんですよー。めっちゃ掘り下げて書こうかと思ったけど、とりあえず回答ってことでこんな感じにまとめました。ムラカミさんの場合はこうだよーって記事、期待してますw
— あめたま (@ametama_l2l) 2014, 11月 14
という事で、目次と画像について記載しようかとも思いましたが、目次については上述の記事と同じで、
- ユーザービリティ向上のため
- SEOについては不明
なので、改めて書く事も無い状態w
という訳で今日は、僕の思う「コンテンツに画像を使う意味」についてシェアしたいと思います。
マーケティング視点から解説してみましょうか
といっても画像を使う意味については、過去記事でも言及しています。
とは言え、せっかく頂いたお題なのでいつもとは少し趣向を変えて、マーケティング視点から解説したいと思います。
まず、ここに写真の重要性について触れた書籍があります。
著者は、ジョセフ・シュガーマン(ジョー・シュガーマンとも)。
ジョセフ・シュガーマンと言えば「滑り台効果」で有名な米国のダイレクトマーケティング界の重鎮の一人で、広告コピー(とりわけ言葉の力)を重視するマーケターの一人。
彼の著書。「シュガーマンのマーケティング成功事例大全」の第一巻に「Marketing Lesson 5 – 写真の本当の価値」という章がありますので、その中の一説を引用してみましょう。
まず、
”あなたが思うほど写真は重要ではない”
とあります。
写真は重要ではない?一体どういうことでしょう。
さらに同書の中に、この答えになる一文があります。
“写真はストーリーを完成させ
<中略>
読む可能性を高めてくれる。”
要は
写真は言葉や文章では伝えきれないことを補い、補完するもの。
これに尽きるという事ですね。
補完するのは何か:コピーライティング「3つのNOT」から
では、写真で補完すべき、言葉や文章では伝えきれないこととは何かという事を少し掘り下げてみようと思いますが、こちらもコピーライティングの世界では今や常識と言われる「三つのNOT」から紐解いてみましょう。
「三つのNOT」とは
- Not read(読まない)
- Not believe(信じない)
- Not act(行動しない)
の3つを意味していて、広告コピーは、この「3つのNOT」を越える必要があるという内容です。
このセオリーが日本のアフィリエイター業界で広まったのは、和佐大輔氏、木坂健宣氏のコンビが世に送り出した「和佐大輔と木坂健宣のネットビジネス大百科」の中で語られてから(だったと思います)。
※この商材に10,000円も出すくらいなら、良書と言われるビジネス書を5冊ほど買って読んだ方が良いと思いますが、もし金銭的余裕があって、どうしても読みたい方はどうぞw
この元は確か「マクスウェル・サックハイムの三原則」とか「サックハイムセオリー」と言われているもので、80年くらい前にアメリカで活躍していたマクスウェル・サックハイムという敏腕広告マンが編み出したと言われているセオリーだったと記憶しています。
(違ってたらゴメンナサイw)
「3つのNOT」を越すための画像の役割
「3つのNOT」のうち、ブログなどの読み物コンテンツの中で画像の役割としてポイントになるのは
- Not read(読まない)
- Not believe(信じない)
を越す点でしょうか。
Not read(読まない)
Not read(読まない)を越すために用いられる画像の役割は、主に以下の2点。
1. 興味を惹く:アイキャッチ
一つ目は「興味を抱いてもらう事で、記事を読んでもらうために画像を使う」です。
ご存じの通り、読者を惹き付け記事を読んでもらうためのアイキャッチの重要性については既に様々なところで語られていますよね。
そして、これは記事一覧のサムネイル画像も、本文中の画像も同じ役割だと思っています。
興味を引けない=スルー
そう思っておいて間違いないです。
ちなみに、記事タイトルの重要性が言及される事が多いのも、同様の理由です。
2. 離脱を防ぐ:言葉の代替=視覚的認知効果
二つ目は「離脱を防ぐために画像を使う」です。
こちらについては記事中の画像に限って言えることですが、文章で説明するより画像で一目見れば解る事、あるいは画像を見た方がより理解が深まることが往々にしてあります。
例えば、文章だけで書かれた食べ物レビュー記事を想像してみて下さい。ラーメンのスープの色は云々、麺の色は云々、、、「文章は良いから写真見せろw」ってなると思います。
他に、ハウツー記事なども同様ですね。
スッと頭に入らない=離脱
そう思っておいて間違いないです。
Not believe(信じない)
次に、Not believe(信じない)を越すために用いられる画像の役割は
- 記事の信憑性を高める:エビデンス
例えば、商品レビューを想定しましょうか。
その記事には、商品の良いところが延々と書いてある。しかも文章だけ、、、「この人、ホントに商品買ってるの?良いとこばっかで、なんかウソ臭いw」ってなると思います。
(これ、情報商材系のアフィリブログで良くあるパターンですねw)
買って実際に試してる!成果も出てる!・・・なら証拠を提示してあげましょう。
他に、アクセス状況まとめなどの「成果を提示する記事」なども同様ですね。
証拠が無い=ウソ臭い
そう思っておいて間違いないです。
追記:アフィリエイターやマーケターの場合
ブログの記事に画像を使う場合は、概ね以上の通りですが、アフィリエイトやコンバージョンを出口としたコンテンツの場合は
- 視線誘導
- 感情躍起
も、画像の重要な役割と言えますので、この辺りは一度調べてみても良いかもしれませんね。
画像の中でも特に視覚誘導されやすいものがあると言われています。
(確か、美人、人の顔、目、視線、手、指、矢印など、だったかな?)
まとめ
以上をまとめます。
- コンテンツ中に画像を用いる意味は、言葉や文章では伝えきれないことを補い、補完するため。
- それは主に、興味喚起、言葉の代替、エビデンス提示など。
- コンバージョンを出口としたコンテンツの場合は、画像も別の意味を持って利用される場合がある。
といったところです。
なので、裏を返せば、言葉や文章で全てを伝えきれるなら画像は要らないという事にもなりそうです。(実際にマーケティング成功事例大全の中で、シュガーマンは「文章だけのコピーでも成功した事例はある」と言っています)
逆に、僕の様に全てを文章で伝えきれるだけの文章力がないなら、画像を使った方が良いですね。
以上、参考になれば幸いです。^^
なお、上述の「シュガーマンのマーケティング成功事例大全」について以下にリンクを掲載しておきますので、ダイレクトマーケティングに興味がある場合は一読してはいかがでしょう。
シュガーマンのマーケティング成功事例大全 【ダイレクト出版:新品】
※新品を入手したい場合、ダイレクト出版の商品なので、購入後に膨大な量のDMが送付されると思いますのでご注意くださいw
シュガーマンのマーケティング成功事例大全 【Amazon:中古本】
中古でも構わないという場合は、Amazonから購入できます(第一巻、第二巻が別売となています)
【第一巻】