その恐怖は予告も無く突然やってきた。
いつものようにメールをチェックしていたところ、Google AdSense チームからメールが来ている事に気づく。
メールの件名を見た瞬間、
ギクリ。
件名:サイトへの AdSense 広告配信が停止されています
お客様
お客様のウェブサイトに AdSense のプログラム ポリシーに準拠していないサイトがあり、その結果、そのウェブサイトへの広告配信が停止されていることをお知らせいたします。
(アドセンスの広告配信が停止させられた、、、だと?・・・いったい何が・・・)
停止する思考。
全身の毛が逆立つような、何とも言えないザワザワとした感覚。
そして手のひらに広がっていく痺れ。。。
慌ててブログをチェックしに行くと見事にアドセンスを配置してある箇所だけがスッポリと欠落したかのように空白になっている。。。
この瞬間、アドセンス復活に向けた戦いが幕を空けたのだ。
幸いな事にアカウントは生きていた・・・
戦慄と混乱する思考の中、気持ちを落ち着かせるために、まず最初に確認したのはGoogle AdSense チームからのメールだった。
アカウントの現在のステータス: 有効
幸いな事にアカウントはまだ生きている!
この1点だけが拠り所だ。
アドセンスのアカウントさえ生きていれば復活への道はまだ残されているのだから。
アカウントは停止されていないという事が解り、少し落ち着きを取り戻すと、早速、広告が停止された原因の特定に入る事にした。
違反が認められるページの例から原因を推定
Google AdSense チームからのメールの「違反が認められるページの例」の項目に記載されているページを表示し、見比べながらメール本文にある「違反の詳細」にジックリと目を通していく。
本文の内容はこうだ。
違反の詳細
ユーザーに報酬を提供して誘導するコンテンツ: Google のプログラム ポリシーに記載されているとおり、AdSense のお客様がリンクや広告のクリック、メールの購読、他のウェブサイトの閲覧を行ったユーザーに報酬を与えるプログラムに関するコンテンツを含んでいるサイトに Google 広告を掲載することは許可しておりません。これには、オートサーフ サイトや有料購読メール、ユーザーにクリックを促して報酬を支払う各種プログラムやアフィリエイトの比較サイト、情報商材やこれらに誘導しているコンテンツなども含まれます。このポリシーの詳細については、ヘルプセンターの次の URL をご覧ください。
https://www.google.com/adsense/support/bin/answer.py?hl=ja&answer=105951
いつもの事だが、Googleの相変わらず対象が幅広過ぎる内容にウンザリしながらも、原因を推定していく。
違反の詳細が「ユーザーに報酬を提供して誘導するコンテンツ(いわゆる、報酬提供サイト)」という場合、
- ポイントサイトの紹介や誘導リンク
- アフィリエイトASPの紹介や誘導リンク
- 情報商材の紹介や誘導リンク
- 無料オファーの紹介や誘導リンク
といったパターンが該当する事が多いのだが、今回問題となった記事中では外部に向けて貼っているリンクは1つだけ。しかも普通のブログ記事に向けてだったため、このリンクが原因とは考え難かった。
だとしたら原因はいったい・・・。
(そう言えば、問題例に挙げられていた記事の内容は「アドセンスはお小遣い稼ぎになる」といったものなんだが、まさかアドセンスを推奨したのが原因なのか?)
思わず苦笑いをしながら首を横に振った。
しかし他に原因らしい原因も見当たらず、またそれが原因だとすれば記事の一部修正では対処しきれないため、該当記事の削除で対処する事に。
再審査請求をしてアドセンス広告の配信停止が解除されるのを祈った。。。
再審査の結果・・・
翌朝にはGoogle AdSense チームからの回答メールが届いていた。
件名:Google AdSense ポリシー違反の申し立てについて
(来た!)
ドキドキしながらメールを開封。
そして再び戦慄させられることになる。
いつも AdSense をご利用いただきありがとうございます。
異議申し立てをお送りいただきありがとうございます。いただいた情報を考慮しながら empowerments.jp を慎重に確認しましたが、お客様のサイトで引き続き違反行為が行なわれているため、現在のところ、お客様のサイトへの広告配信を再度有効にすることはできません。
再審査の結果は「拒否」。
(バカな、、、問題の記事は削除したハズなのに。。。)
慌ててメールの本文を読み進めて行く。
暴力/流血: Google のプログラム ポリシーに記載されているとおり、AdSense のお客様が暴力的、または公序良俗に反するコンテンツを含むページに Google 広告を掲載することは許可しておりません。これには怪我や病気の過度な描写の他、生理的嫌悪感を与えるコンテンツも含まれます。このポリシーの詳細につい ては、ヘルプセンターの次の URL をご覧ください。
禁止コンテンツ - AdSense ヘルプAdSense コンテンツ ポリシーの詳細 以下の中から関心のある項目をクリックし、そのポリシーをご確認ください。 アダルト コンテンツ 家族向けコン
なんと!拒否理由が「暴力/流血(いわゆる公序良俗違反)」に変わっていたのだ。
なるほど。
この点については思い当たる記事があった。
そして「ポリシー違反が発生しているページの一例」も、まさにその記事を指示していたのだ!
【その記事】
あの日、僕はカツオ人間になった。 【続報】インプラントのために前歯を抜いた。死ぬかと思った。 先日お伝えした通…
www.empowerments.jp
先日受けたインプラント手術の結果、翌朝に大量出血したのだが、その生々しい写真を掲載していたため、確かに「暴力/流血」に完全に該当してしまっている。
※該当箇所は既に修正済みです
これは何も言い返せないな。。。
そう思いつつ、
- アイキャッチなどマズそうな画像の差替え
- 該当しそうな箇所の削除
など、記事の一部修正を実施し、2度目の再審査を請求した。
そして戦いは終わった・・・
そして、この日の夕方には早くもGoogle AdSense チームからの反応があった。
件名:Google AdSense ポリシー違反の申し立てについて
(くっ!前回と同じ件名・・・)
同じ件名に多少の不安を感じつつもメールを開封し、本文に目を通す。
お客様
プログラム ポリシーに準拠していただくために、サイトに変更を加えていただき、ありがとうございます。empowerments.jp を慎重に確認させていただいた結果、このサイトへの広告配信を再度有効にいたしました。
お客様のサイトへの広告配信は一時的に無効となっていたため、サイトに広告が掲載されるまでに 48 時間程度かかる場合があります。恐れ入りますが、しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
Google AdSense チーム
う。。。お、おぉ。
アドセンスが復活した喜びよりも安堵感の方が勝っていた。
・・・
その後、ほどなくしてブログの方にも徐々にアドセンスを配置した領域に広告が表示されるようになっていく。
こうして広告配信停止から始まった27時間に及ぶ戦いは幕を下ろしたのだ。。。
最後に
という訳で、アドセンスの広告配信停止から無事に復活しました!w
皆さんにも臨場感が伝わりやすいように、いつもとは雰囲気を変えてみましたが、いかがだったでしょう?
アドセンスの停止とか、本当にビビリますよね。
もちろんアドセンスの規約に抵触しないような運営を心掛けるのが一番なんですが、もし同様のメールを受け取った場合、
- まず落ち着く事。
- AdSense チームからのメールを良く確認する事。
- 焦らず冷静に原因を特定して行く事。
- 対処が出来たと思ったら臆さず再審査請求を実施する事。
を1つずつ実践して行って下さい。
例え再審査で拒否されたとしても、また問題の個所を指摘してくれます。
こうして1つ1つ問題点を潰して行けばいつか広告配信の停止も解除されますので慌てず焦らずが一番ですね。
それにしても今回はGoogle AdSense チームの反応が思ったよりも早くて助かりました。
以上、参考になれば幸いです。