僕、店を閉めることにしました…
絞りだすように彼は言った。
大型モールへのアパレル店の出店。
パーソナルコーディネーターとしての活動。
ただのフリーターから、わずかな1年足らずで『華麗な転身』をとげた男の、自身に満ちた姿は、もうそこには無かった。
原因はいろいろある。
いや。
むしろ、色んな問題が一気に噴出し、もはや自分の力では立て直せない、そんな状態だった。
人生には、時として思いもよらないことが起こることがある。
自分ではどうしようもない「大きな障害」が立ちはだかったとしたら。
あなたなら、どうする?
第24回 岡山ブログカレッジで行われたセッション
先日(4月21日)に岡山ブログカレッジを開催しました。
共にブログを学んで楽しむ!をメイン・コンセプトにした、岡山のブログコミュニティです。
なお、僕も主催メンバーの1人です。(他の開催回はこちら → 岡山ブログカレッジ)
今回のテーマは、
『環境の崩壊… その時、あなたなら どうする?』
ということで講師は、
のお二人に努めて頂きました。
Part1:挫折。苦悩。そして・・・(生川さん)
僕が出会った当初は、どこにでもいる「フリーター」だった、生川さん。
そこからわずか1年で、
- 自分のファッションブランドを運営
- ファッションのパーソナルコーディネーター(クライアントには政治家も)
- 岡山イオンでアパレル店の店長を務めつつ店舗経営を学ぶ
といった具合に、「夢」を形にし華麗な転身を遂げると、その後も、店の売上を順調に伸ばしていきました。
冒頭の話は、そんな矢先のこと。
お店を守れなかったこと。
共に働いていた仲間に希望を見せてあげられなかったこと。
そして何より、慕ってくれたお客さんの居場所を守れなかったこと。
そんな思いに苦しむことになります。
抗えない環境の変化。
積み上げたものが崩壊していく中で、混乱し、悩んだ末に、生川さんが出した結論が「福岡」へ行き、彼の師匠である長江さんの元で再起を図る、というものでした。
その結果・・・。
福岡で無双!!
施設を問わず、あらゆる業種で店頭に立つと、次々に「売上目標」を達成していきました。
今では「やっと自信を取り戻しつつある」そうです。
僕が、どん底にいる生川さんから相談を受けた時。
生川さんは「福岡行き」の他にも色んな選択肢を挙げていましたが、生川さんにとって一番いい選択をしたんじゃないかなと思います。
え?
僕は、もちろん「福岡に行きなっ!」って答えましたよ。たぶんw
Part2:愛があふれたツッコミ&アドバイス(長江さん)
続いて、シークレット講師として、生川さんの師匠である長江さんに登壇して頂きました。
まずは、生川さんのスライドを振り返りながら、
「ここは格好よく見せてるよね?(笑)」
「ここ、実際は〇×△(笑)」
そんな愛情たっぷりのツッコミを入れつつも、こんなアドバイスも語ってくれました。
ふさぎこんで逃げたいとき。
それが一番、自分が何をしたいのかを考えるとき。
それが一番、自分を理解できるときなんですよ。
僕もこれまでに、何度も追い込まれて「もうダメかもしれない…」と思った経験がありますので、この言葉の意味がよく分かります。
その後はフリートーク。
長江さんが準備されたトークリストを中心に、参加者のみなさんが質問を投げかけ、長江さんが自分の考えを伝える形式でした。
参加者のみなさん向き合いながら、質問に1つひとつ、丁寧に応えている姿が印象的でした。
(あと、ゴマ団子を ほおばる時の幸せそうな顔もキュートでw)
全てを失った時に再び立ち上がるために必要な3つの要素
(なるほど、だから短期間で再び立ち上がることができたのか)
お二人のお話を聞くうちに、そう気づいたことがありました。
なぜ生川さんは、短期間で再起できたのか。
確かに、店は失いました。
店を閉め、それまでに積み上げてきたものが一気に崩壊していった。
その後に、生川さんに残ったもの。
つまり、
- スキル
- 場所
- 人
だったんだな、と。
要素①:スキル
まず、生川さんには、それまでに身に付けた「売る力」というスキルがありました。
これは、福岡に行ってからの無双状態でも分かる通りですね。
『芸は身を助ける』
よく聞く言葉ですよね。
生川さんのように「いざ」というときに、スキルで重要なポイントなのが、次の2点でしょうか。
- 場所や環境が変わっても活かせるモノ
- 多くの場所で求められるモノ
「売る力」は売上に直結するので、どこでも活かせる上に、どの企業でも求められるスキルですよね。
要素②:場所
次に、生川さんにはスキルを活かせる場所、スキルを必要としている場所がありました。
僕が、どん底にいる生川さんから相談を受けたとき。
生川さんが挙げた選択肢には、先方から「ウチでやってみない?」と声をかけられたものも沢山ありました。
そういう点では、この「場所」という要素は、スキルと連動することが多いものです。
ただ、場所を与えてもらうには、スキルだけじゃなく、人柄やコミュニケーション能力といった様々な要素も含めた総合力が問われる気がします。
ちなみに生川さんは、今回、その中から福岡を選んだわけですが、お陰で最高にハードな場所を用意してもらえたようですw
要素③:人
最後に重要なのがこれ。
生川さんが短期間で再起できたのは、何より、長江さんの存在があったからでしょう。
傍に、自分を信じ、認めてくれる人がいる。
ときに、助けの手を差し伸べ、導いてくれる人がいる。
たった1人でいいから、そんな人が周りにたら。
いつまでも下を向いて、立ち止まってなんていられないですよね。
最後に
というわけで、今回は「全てを失った時に短期間で再起するためには次の3つの要素が必要だ」と気づくことができました。
- スキル
- 場所
- 人
この3つの要素は、「いざ」という時だけじゃなく、これから何かを始める時にも重要な要素ですよね。
成果が出なくて悩んでる人は、まずはこの3つの要素に集中してみてはいかがでしょう。
次回の岡ブロ
そうそう、今回の岡ブロでは主催メンバーの交代もありました。
福岡県に移った生川さんは、さすがに岡ブロへの参加が難しいということで、今回で卒業。
代わりに、新しいメンバーとしてやぶなおさんに加わってもらいました。
【ご報告】
岡山のブログコミュニティ『岡山ブログカレッジ』の運営メンバーになりました😊
僕がブログを始めたばかりの頃から #岡ブロ では、たくさん相談に乗ってもらって、成長させていただいた大切な居場所です。
運営メンバーに誘っていただけて、嬉しすぎる…😹https://t.co/NzUVqBZeuR— やぶなお@のんびり暮らし (@yabnao) 2019年4月22日
岡ブロに「若さ」という風を吹き込んでくれることを期待しています。
というわけで、さっそく次回(5月19日)の岡ブロは、やぶなおさんに担当してもらいます。
テーマは『先が見えない令和時代の生存戦略』。
僕自身、働き方改革や、副業解禁の流れを受けて逆に「働き方」に悩む人が増えんじゃないかなと感じています。
20~30代のみなさんは特に。
僕のように40代にもなると、ある程度「自分の基盤」が定まっていて、この道を行くというのが明確なわけですが。
20代、30代は、まだ方針転換が可能なぶん、余計に悩むんだろうなと思ったりします。
そんな「若者世代」が今の働く環境をどう感じているのか。
そんなリアルな話が聞けたら良いなと思っています。
あなたも、そんな話に興味があれば、ぜひご参加ください。
ちなみに今回から試験的に学割も始めていますので、学生さんもお気軽にご参加くださいね。
なお、詳細はこちらをご確認下さい。
先が見えない令和時代の生存戦略。第25回岡山ブログカレッジは5月19日に倉敷美観地区「カモ井」で開催 | アナザーディメンション
2019年5月19日に開催する、第25回岡山ブログカレッジの開催告知記事です。「先が見えない令和時代の生存戦略」ということで、新しい岡ブロ運営メンバーやぶなおさんが講師を担当します。会場は美観地区内の飲食店「かも井」です。
estpolis.com
岡ブロ参加者のレポート記事
なお、今回の開催内容が詳しく知りたいという方は、岡山ブログカレッジに参加頂いたみなさんのレポート記事を参照して下さい。
参加者のみなさん
- 第24回岡山ブログカレッジ「環境の崩壊…その時あなたならどうする?」 | だめでもともと やるだけやってみろブログ
- 第24回岡ブロ感想:岡ブロはあなたの大事な居場所になるかもしれない
- 岡ブロ【第24回】接客とビジネスのプロに聞いたブログのコツ