6年前---。
夢を失った1人の男が、単身カナダのトロントへと自分探しの旅に出た。
そこで待ち受ける様々な困難。
そんな中、彼を救ってくれたのは、諦めたハズの「夢」だった。
帰国後、再び夢に向かって1歩1歩、歩み続ける。
そして今。
夢は「1つの形」となり、彼はまた次の1歩へと踏み出そうとしている。
彼は言う。
「想い」で道は開ける
と。
第10回 岡山ブログカレッジで行われたセッション
先日、第10回 岡山ブログカレッジ(通称:岡ブロ)を開始してきました。
冒頭にお伝えしたストーリーは、そのセッションで講師の生川さんが語ってくれた、彼自身が経験したリアルな物語です。
生川さんは、岡ブロ主催メンバーの1人ということもあって、僕もこの1年間で彼の成長を目の当たりにしてきました。
1年前:フリ―ター
僕が生川さんに出会った1年前、彼は「ファッションで人を幸せにしたい」と語る「ただのフリ―ター」でした。
その「夢」も、まだまだ具体的な形ではなかったですし、「僕なんかが・・・」が口癖で、頼りない雰囲気がにじみ出てる印象でした。
現在:ファッションを軸に様々な活動
それが今では、
- 自分のファッションブランドを運営
- ファッションのパーソナルコーディネーター(クライアントには政治家も)
- 岡山イオンでアパレル店の店長を務めつつ店舗経営を学ぶ
といった具合に、「夢」を形にし、更に先へと進もうとしています。
何より印象的なのは、彼からにじみ出る「自信」と「優しさ」。
1年前とでは、全くの別人に転身を遂げてしまった訳です。
「驚くべき変貌」の裏にあったもの
この「たった1年足らずでの驚くべき変貌」の裏にあるのは何なのか。
それが聞きたくて、ずっと生川さんのセッションを楽しみにしていたんですが、実は「長年の苦難の道のり」があったようです。
それでも、
- 夢を諦めなかった
- 恐れず挑戦した恐れず挑戦した
- そして、色んな人に支援して頂けた
だからこそ、彼は変われた訳ですが、夢を諦めなかったのも、恐れず挑戦した恐れず挑戦したのも、色んな人に支援して頂けたのも、
その根っこに、ファッションへの「強い想い」があったから。
「想い」が夢の燃料になり、「想い」が挑戦する勇気をくれ、「想い」が周りの人を動かした。
そういうことですね。
だから僕らも、
情熱に従って生きましょう!
・
・
・
で、終わっても良いんですけどね。
たぶん、この話だけで終わってしまうと、
ほとんどの人にとっては、救いに成らない
と思うので、もう少し話を堀り下げてみたいと思います。
夢もない、ビジョンもない、情熱もない。それが普通。
実は、今回のセッションの中である参加者さんから、こんな質問が挙がってました。
「想い」を傾けられるものが無い場合はどうしたら良い?
これ。
「夢や情熱が大事!」と聞くたびに同じことを感じてる人は多いんじゃないでしょうか。
でも、それは あなたのせい ではありません。
現代日本では、
夢もない、ビジョンもない、情熱もない。それが普通。
です。
僕らは「心を押し殺し、諦めること」が正解だと教わる
幼いころは、ただ、寝て、起きて、遊んで、食べて、「好きなこと」に全力で没頭できたのに。
シンプルだったはずの世界は、歳を追うごとに、世界が広がるにつれて、教育という名の「横並びと画一化」に晒されてきしたよね。
そして何年も何年も、(自分の心を押し殺して)ジッと座って「つまらない授業」を聞くことを強いられ、(諦めて)目の前に差し出された問題を解くことが正解だと暗に教わっていきます。
それどころか、厳しい社会で生き残っていくためには、「好きなこと」より「現実的で手堅いもの」を選ぶ方が重要だと教えられ、理想を追い求めたりすれば、嘲笑と冷たい視線を浴びせられる。
(大人になれば、きっと自由になれる)
そんな淡い期待も社会に出た途端、いとも簡単に打ち砕かれますよね。
「大人の社会」でもまた、新人教育のなの元に保守的な風潮や古い価値観、くだらない忖度を無理矢理すりこまれていきます。
そして僕らは自分の心が解らなくなる
そんな「十数年の苦行」の中で夢や情熱を持ち続けられるのは、
- 苦行に晒される前に才能を発揮して周りの大人たちを納得させたれた人
- いきなり「これ!」というものに出会えたラッキーな人
くらいでしょうね。
夢や情熱の探し方は誰も教えてくれない
もう1つの問題は「夢や情熱の探し方は誰も教えてくれない」という事。
夢や情熱を取り戻そうとしても、その方法は学校でも会社でも教わることは無いですよね。
まぁ、当の大人たちが夢や情熱を持ってないんですから、探し方なんて教えられるハズが無いんですけど。
僕もそうだった
僕自身も、同じでした。
今でこそ「好きなもの」と「やるべきこと」が統合されてきて、充実した毎日を過ごせるようになってきましたが、自分の「想い」に巡り会うのに随分と時間がかかりました。
若い頃は「ある日突然、運命に導かれるように情熱を傾けられるものに出会える」と思ってたんですけどね。
そう簡単にはいかないもので、長い時間をかけて自分の心と向き合いながら、時につまづき、時に迷い、ようやく「これかな?」という感じです。
(ドラマの中の恋愛と、現実の恋愛が違うのと同じですねw)
情熱が持てない人のためのレッスン
という訳で、僕が「情熱を傾けられるもの」を見付けるためにやってきたステップをシェアしたいと思います。
(なお、これはあくまで「僕なり」の方法なので、他に良い方法があれば、そちらを取り組んで貰っても良いと思います)
僕が実践してきたステップは以下の通り。
- STEP1:セルフ・カウンセリング
- STEP2:どうでも良いものを捨てる
- STEP3:視野を広げる
- STEP4:一定期間、続けてみる
- STEP5:振り返り
- STEP6:取捨選択
- STEP7:統合
ちなみに、このレッスンの目的は、以下の2点です。
- 興味・関心の奥底にある共通点を探り当てること。
- 情熱を中心とした生活にシフトして行くこと。
それでは1つずつ見ていきましょう。
STEP1:セルフ・カウンセリング
最初の目標は、自分が「思っている以上に自由なこと」に気付く、です。
1番オススメの方法は、「何もしない時間」を過ごしてみること。
出来れば1日休みを取って(子供がいるなら預けてでも)、何もせずに家でボーっとしてみて下さい。
ついつい、
- テレビ
- ゲーム
- 読書
- 映画鑑賞
- ギャンブル
- 趣味
などに手を出してしまいそうになると思いますが、そこは我慢して下さいねw
手持ちぶさたでツライと感じるなら、この際なので「マインドフルネス」に取り組むと良いですよ。
あ、仕事の合間にこっそりサボってSNSやってるタイプの人は、このSTEPは飛ばして大丈夫ですw
STEP2:どうでも良いものを捨てる
次の目標は、興味のあるものに触れるための「余白」を作る、です。
STEP1で「何もしない時間」を過ごしてみると、忙しい毎日のようでも、案外「どうでも良いもの」に時間を使ってる事に気付くと思います。
例えば、テレビやゲームなどなどですね。
(あ、そういうものに情熱を持っている方も居ると思うので、あくまで例えですw)
そういう「これって暇つぶしかもw」と思うものは、スッパリ止めてしまいましょう。
どうしても止めるのが難しいと感じる場合は、STEP3と並行して取り組むと良いですよ。
(習慣を少しづつ置き換えていく作戦です)
STEP3:視野を広げる
次の目標は、自分の興味・関心に気付く、です。
このステップは、興味の赴くまま色々なものに触れる段階。
いきなりドップリ浸ってみるのも良いですが、疑似体験(書籍、実際に「それ」をやってる人の話を聞く、など)から入っていくのもおススメです。
その方が短期間に、より多くのものに触れられますので。
加えて、「自分の過去の経験」を洗い出してみるのも良い方法ですね。
過去に好きだったものであれば、「想い」に近い可能性が高いハズです。
ちなみに、何から始めるか迷ったら、マインドフルネスをオススメします。
マインドフルネスは、集中力があがる、ストレスが減るというのもありますが、夢や情熱を探るために必要な、
自分に向き合う
ことにも有効なので。
STEP4:一定期間、続けてみる
次の目標は、興味・関心を掘り下げる、です。
この段階では、実際に興味・関心のあるものに取り組むだけでなく、一定期間、続けてみることが重要です。
「これは結構好きだ」と思ったことでも、ある程度の期間をかけて、実際に「それ」に関する良い面も悪い面も経験してみないと本当に「想いを傾け続けられる」か解りませんからね。
あと、この段階でもう1つポイントを挙げるとしたら「周囲から良いフィードバックを貰う」ことですね。
(講師の生川さんは「価値を認めてくれるグループに属する」と表現されてました)
STEP5:振り返り
ここでの目標は、興味・関心の中心にあるものに気付く、です。
実際に「想いを傾け続けられているもの」が同じだとしても、その根底にある「感情」は人によって異なります。
例えば「読書」を例に取ってみても、
- 新しい知識に触れるのが好き:収集
- 1つの分野を深く掘り下げるのが好き:探求
- 人に教えるのが好き:伝達
などなど、といった具合ですね。
ここでのポイントは、自分の行動から感情に目を向けることで「本当の欲求」を見出すことです。
STEP6:取捨選択と統合
ここでの目標は、STEP5を元に日々の活動を徐々に「本当の欲求」にシフトしていく、です。
この段階で、STEP5で見出した「本当の欲求」に該当しない活動があれば、慎重に捨てていきます。
(時に、やっぱり大事だったと気付くこともありますので)
そうやって開いた余白の部分を、STEP3に戻って新たな興味・関心のネタで埋めて行く訳ですが、場合によっては、どれも捨てられない可能性もありますよね。
そういう場合は、より広い視点でみると1つにつながってることに気づくかも知れませんし、組み合わせることで「相乗効果」が生まれるかも知れません。
例えば、僕の場合は、
- 趣味の読書は「新しい知識に触れるのが好き(収集)」が根底にある
- 得た知識の実践は「探求」が根底にある
- 人と話す(伝達)のは「貢献」が根底にある
といった具合ですが、これら全てを組み合わせることで「コンサルタント」という実現形につながっています。
各ステップを繰り返しながら「理想」へと近づいていく
後は、各ステップを何度か繰り返していきながら、夢や情熱を取り戻して行けばOKです。
ちなみに生川さんは、カナダのトロント時代に、この全てのステップを一気に消化したんじゃないかと推測してます。
(今度、生川さんに聞いてみますねw)
最後に
という訳で、岡ブロのフォローアップも兼ねて「心底好きなもの」を探すためのレッスンをお伝えしましたが、いかがだったでしょう?
心底好きなものを探るのは良いけど、これって、いつまで続けるの?
と思った場合には、僕がセッションの翌日に投稿したツイートがヒントになると思います。
生川さんが「想い」って言葉を選んだのが凄く腑に落ちる。
「人生を通じてしたいこと」に出会うと、熱く燃え上がる「情熱」というより、小さく常に燃え続けてる「想い」って感じになるんだよなぁ。#岡ブロ— T.Murakami@日本は寒い (@SY_SI_Murakami) 2018年2月20日
情熱は「感情」から来るものです。
そして「感情」は長続きしないものですし、熱く燃える情熱は、いつか燃え尽きてしまいますよね。
なので、
情熱が、小さく燃え続ける「想い」に変わった時。
それが「好きなもの探し」のゴールなのかも知れません。
以上、参考になれば幸いです。
次回のお知らせ
ちなみに次回の岡ブロは、3月18日(日)に開催予定。
テーマは「新しいプロフで読者のハートをキャッチ!」ということで、プロフィールについてみんなでワイワイ語り合いたいと思います。
次回は特定の講師を立てないため、
お値段:1,000円ポッキリ!
(しかも、通常参加と同じくFBグループで過去開催された全ての回も動画で閲覧可能!)
という破格の価格設定です♪
詳細は告知の準備ができ次第、追記したいと思います。
詳細はこちら。
参考:新しいプロフで読者のハートをキャッチ!第11回岡山ブログカレッジは3月18日にコアワーキングスペース「分福」で開催 | アナザーディメンション
岡ブロ参加者のレポート記事
なお、本編の内容が詳しく知りたいという方は、岡山ブログカレッジに参加頂いたみなさんのレポート記事を参照して下さい。
参加者のみなさん
- 【#岡ブロ 第10回】ガジェットとファッションは表裏一体!?生川さん(@toshi_narukawa)の「想いは人を動かす」 | MATTU SQUARE
- あなたの夢は何ですか? #岡ブロ
- 第10回岡山ブログカレッジ感想 「想い」で道は開けるのか考察 | 自己啓発で人生激変 | 思考コントロールで成功を掴む方法
- 夢は必要?第10回岡山ブログカレッジ(#岡ブロ)参加レポート – 晴れの国から旅まち巡り
- 想いで道はひらける! #岡ブロ に参加してきました。 – 人生楽しんだもん勝ち♫
- 【第10回岡山ブログカレッジ】最多集客の講師・生川敏弘の魅力とは!? | 風来記
主催メンバー
想いがあれば取るべき行動が自ずと変わってくる。岡山ブログカレッジ( #岡ブロ)第10回目が開催されました。 – パパンダの年子育児ライフ